作品

青薔薇のメッセージ
始まりの地
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ロビーに再び、集合するまでのタイムリミットは、15分間。
その為、それ程、ゆっくりはしていられない。


「そろそろ、行きましょうか。あんまり、時間掛けると遅れてしまいますからね。」



「それもそうだね。自由行動は、17時までだしね。まぁ、夕食後は、自由行動出来るしね。」



紫紅の呟きに明が答えた。



17時にホテルに戻り着替えなどを済ませ18時に入浴。その後、19時に夕食というスケジュールになっている。



夕食後は、就寝時刻の22時まで自由時間である。



祐介が貴重品を手に部屋から出て来るのを確認してから紫紅は、施錠する。



貴重品といってもショルダーには、財布・スマホ・ミニタブレットに充電器である。
三種の神器と言っても過言ではない。



紫紅は、スマホで時刻を確認する。荷物を置いてから約5分間。
ロビーには、5分の余裕がある。



5分前行動をしろと教師達には、しょっちゅう言われている。その分、それが身に付いているのだから問題はない。




1階に到着すると半数の生徒達が集まっていた。
やはり、一手、二手と先読みし早め早めに行動をしているのだ。




3人は、その場に立ち止まり周囲を見回す。
この後、行動を共にする晶達の姿を探しているのだ。




そんな時………




『時任君!こっちこっち!!』



声のした方に視線をやるとそこには、4人集まっており、晶が手を振っている。



3人は、顔を見合せ小走りで晶達の方へ向かった。

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著:御影紫弦 先生

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