レビュー

ロンギヌスW
2018/11/1 (Thu) 21:58

ロンギヌスW


評価:
★★★★★

続き待ち
汚い幼女さん


物語の結末が見えない。
まぁそれは短編でもなく長編ともなれば当然ですが。
着地点が見えない事が特に気にならないというのは、月並みな「いつまでも続いて欲しい」という感想だけを抱いたわけでなく、思えばあらすじからある程度は察していました。
登場人物の思惑も信念も、把握するのは容易い作りでありますから軸はブレようとも、そもそも元から振り幅が広く容認出来る作品だと改めて思います。
今のところはラブコメ始めても違和感も無いですし、血で血を洗いだしても、例えば仮に主人公の意識が真逆を向こうとも驚きはしません。
根幹の目的は大雑把。 凝り固まった何かは感じられず、もう肌に合うかどうかは論点ですらない。
自分は四章までの計凡そ400ページのボリュームを読みながらも改めて思うのが、特にロンギヌスはあまり読者の選別を行わない毛色なのだということです。
おそらく話の結末を作者は考えているのであろうとは予想出来ますがーー。
例えば、もしかしたらこの場面はあまり本筋に関係は無いのではないか?
気まぐれで紛れ込んだ一番面に過ぎないのではないか?
そういった感想が出る事は、よく言うあの単語『期待値』の仕業でしょう。
もう少し読んでみよう。 もうここまで読んでしまったのだから、余計に期待をして待っていようとここまで読んだ自分はそう感じました。

 本題ですが、個人的には今回でいよいよ『SF』じみてきたという印象を強く感じます。
あやふやではなく、確かに“こういうものだ”という想像は着いていたのですが、主人公側、ひいては人間が敵とする無機質な存在も人に似て考えて策を作っている点。
それに付随する世界観を今回で感じる事が出来ました。
呆気無さも全く感じないと言えばこれは嘘ですし、わざわざ思ってもいない内容を書く器用さを自分は持っていませんが、人ではない者達の終わりも敗北も、確かに現実的に思い浮かべれば、そういうものなのかも知れませんね。

 予想ですが、次あたりの章でようやく主人公の頼くんに強くスポットライトが当たりそうな予感がします。
遅いとも思いますが、既にこういう人物像なんだ! とは凝り固まった印象も無いですし、特にもうこんな文章の合計量ですと、やはり人物の関係ありきの話の進展ですと気になるのです。

 今回は簡潔に、他の人も読んでみようかなと思える一文で締めようと思います。
個人的な感想ですし、本作品及びに作者の思惑を感じる事が出来ているかは分かりませんがーー。
量の割に飽きずに読める物語だというのが、ここまで読んだ感じた印象してはしっくりきています。
長いですが食傷を感じる場面は少ないので、やはりそのあたりはこれからも更新が続くなら期待する要素ですね。


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