甘い狼の幸せな苦悩
バレンタインの憂鬱
(44頁)
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再確認だ。
やっぱりこんな手の掛かる女の相手は、俺ぐらいじゃないとつとまらないだろ。
馬鹿な子ほど可愛いとはよく言ったもんだ……
腹も立つし、面倒くさい女だが。
それでも好きなんだからしょうがない。
惚れた弱みか何なのか。
他の奴には分かってほしくもねぇ、コイツの魅力のひとつだとは思うのだが。
怪我の手当てをしながら呆れていると震える声が聞こえた。
「ごめんなさい」
「ごめんじゃねぇだろが。どうしたらそんな転び方ができるんだ。いつか大怪我するぞ」
「ごめんね。ハルに手当てなんてさせて」
そんなこと怒ってるんじゃねーし。
「女なんだから痕が残ったりしたら困るだろ」
「それにこんなハルの姿、会社の皆さんには見せられないもんね?」
“ニヤリ”と効果音でも聞こえそうな憎たらしい顔で言った愛姫。
「あ?」
「だって何か変な感じ。あんなに恐がられてるハルが……」
誰のせいだ!
「馬鹿なお前のせいだろが!何笑ってんだコラ。元気ならテメェでやれ!」
(44頁)
著:凛梨 先生
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ゼアル
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