甘い狼の幸せな苦悩  
 
バレンタインの憂鬱
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再確認だ。


やっぱりこんな手の掛かる女の相手は、俺ぐらいじゃないとつとまらないだろ。







馬鹿な子ほど可愛いとはよく言ったもんだ……







腹も立つし、面倒くさい女だが。


それでも好きなんだからしょうがない。


惚れた弱みか何なのか。


他の奴には分かってほしくもねぇ、コイツの魅力のひとつだとは思うのだが。





怪我の手当てをしながら呆れていると震える声が聞こえた。


「ごめんなさい」


「ごめんじゃねぇだろが。どうしたらそんな転び方ができるんだ。いつか大怪我するぞ」


「ごめんね。ハルに手当てなんてさせて」


そんなこと怒ってるんじゃねーし。


「女なんだから痕が残ったりしたら困るだろ」


「それにこんなハルの姿、会社の皆さんには見せられないもんね?」


“ニヤリ”と効果音でも聞こえそうな憎たらしい顔で言った愛姫。


「あ?」


「だって何か変な感じ。あんなに恐がられてるハルが……」


誰のせいだ!


「馬鹿なお前のせいだろが!何笑ってんだコラ。元気ならテメェでやれ!」

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著:凛梨 先生
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