甘い狼の幸せな苦悩  
 
バレンタインの憂鬱
(39頁)
 


無駄口たたきながら片手間に仕事をする奴のせいで、すっかり遅くなってしまった。


一人で待っている愛姫を想像すると気が滅入る。


楽しみにしてたのにな、14日を……


こんな時間になってしまい、日付が変わってしまった。


何時間も俺の帰りを待っているアイツ……


寂しくて泣いてんじゃねぇのか。


くそ……


急いで車を走らせる。











浮き足立ってたのは俺も同じだ。


愛姫がどれだけ楽しみにしてるかを知って、俺まで嬉しくなってた。






騒ぐ社員達を見て、馬鹿な奴らと思いながらも、素直に感情を出せることが羨ましいとも少し思う……


そんなことを思ってしまう自分に違和感を感じたりもするが。








愛姫という存在が俺に与えた影響は、それだけデカイってことか。

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著:凛梨 先生
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