甘い狼の幸せな苦悩  
 
バレンタインの憂鬱
(38頁)
 


「なぁ田辺?愛を伝える為にさ、女の子達が勇気を振り絞ってるこんな夜に、俺らは男同士で過ごすなんて寂しいよなー」


「………」


振り絞ってくれる相手もいねぇのに何言ってんだコイツ。


「あの……これどうぞ。いつもお世話になってるお礼です……だってさ!」


は?


「何言ってんだ?」


ニヤニヤと笑ってチョコを見せる田中。


「愛姫ちゃんからもらっちゃった!」


「……そうかよ」


「真っ赤になっちゃってさー。かーわいいよなぁ愛姫ちゃん」


「……うるせぇよ。とっとと働け」


何が可愛いだ。


つきあうと決めた時にはボロクソに言いやがったくせに。


「愛姫ちゃんって実は俺にも気があるんじゃないのかなぁ?」


「………」











………殺すか……

(38頁)
 
 [4]≪前  次≫[6] 
著:凛梨 先生
sp
[0]TOPヘ [2]上ヘ
sp
ケータイ小説iのべる@
ゼアル

ご登録は携帯から♪

無料ホームページ作成
無料ホームページ作成